12月の撮影日記へ


2003.11.24 長池公園 くもり AM8:30-PM12:30

日がまったく差さない暗い曇り空。鳥の姿もあまり見られないが、築池のカワセミは今日も姿を見せてくれた。田んぼ側を歩いていたときにカワセミの声が聞こえてきたので、以前止まっていた葦あたりに止まっているのではと予想して築池のほとりに気をつけながら近づいてみると、予想通り葦にちょこんと止まっていてくれた。この固体は比較的警戒心が薄いので、待ち伏せでなくこちらから歩いて近づいていっても逃げずに撮影させてくれる。晴れていればもう少し色が鮮やかに写せたのだが、と勝手なことを思いながら、2,3回シャッターを押して、今度は縦位置でと思っていたら飛んで行ってしまった。

カワセミ以外は写せそうな鳥が出てこないので、久しぶりに展望台のほうへ足を運んでみる。ビンズイの声が聞こえるが、姿は見えないなーと思っていると、10mくらい先から5〜6羽のビンズイが飛び立って樹木を支えている竹杭の上に止まる。一応ファインダーには入れてみるが、バックが曇り空だと逆光で黒く潰れてしまうのでまったく絵にはならない。しばらくにらめっこをしていると再び地面に降りて餌を採り始めたので、少しずつ間合いを詰めていく。こちらが少し近づくとその分だけ先にチョコチョコと歩いていってしまうのだが、1羽だけ比較的おっとりしたのがいたので、モデルになってもらう。

ビンズイの写真を何枚か撮影して、再び築池の方に戻る途中、ツグミが木の枝に止まるのを発見。声はだいぶ前から聞こえていたが、姿をきちんと双眼鏡で捉えたのは今シーズン今日が初めて。幸い背景が林のカシの木濃い緑と黄色く色付いたミズキになっていたので、距離はやや離れていたが今シーズン初のツグミを撮影。

築池に戻ると、すぐ下の姿池の上空にチィー、チィー鳴きながら10羽ほどのタヒバリが飛んでいる。池の周りの草がきれいに刈り取られて、タヒバリが餌を探すのには適した状態なのだろう。タヒバリの写真は、まだ気に入ったものが撮れていないので、撮影を試みる。ハクセキレイよりも小さな鳥なので、1.4倍のテレコンを付けて撮影を始めるが、ほとんど動きを止めずに餌を探し回っているのでなかなかピントが合わせられない。結局フィルム1本以上をタヒバリに費やしてしまった。

今日、長池公園で観察できた野鳥
カルガモ、チョウゲンボウ?、キジバト、・カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、・セグロセキレイ、・ビンズイ、・タヒバリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、・ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。


2003.11.22 長池公園 晴れ AM8:30-PM11:30

今日はこの季節に相応な気温だったが、シメやツグミの声が聞こえなかった。代わりに姿池にタヒバリが2羽姿を見せた。カワセミは築池で姿を見せてくれた。先週の日曜日はアキアカネやウラギンシジミなどがかなりの数姿を見せたが、今日はほとんど姿を見せなかった。

長池公園で確認した鳥:カルガモ、キジバト、・カワセミ、アオゲラ、コゲラ、・キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、エナガ、・ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、・ホオジロ、アオジ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。


2003.11.16 長池公園 くもり後晴れ AM8:00-PM11:30

早朝は50m先も見通せないほどの濃い霧が立ち込めていたが、8時半頃には青空が出そうな気配が見えてきたので、長池公園へ出かける。11月中旬にしては異様に暖かな朝だった。駐車場から築池に降りる道を下っていると、池からアオサギが飛び立つ。今年はコサギの姿が見えないが、アオサギが時々来ているようだ。ブルーギルやブラックバスに捕食圧をかけにもう少したくさんサギがやって来てくれると良いのだが。池にはカルガモが10羽入っていた。築池にしては多いほうだ。築池くらいの広さがあればもう少したくさんのカモが入っていても良さそうなのだが、なぜかカモはほとんど入ってこない。先々週あたりからツグミの声も聞こえているが、まだ姿は見ていない。シメの声もツグミよりも前から聞こえているのだが、写真が取れるほどの距離ではお目にかかっていない。水車小屋の下では、ジョウビタキのメスがウドの実を食べていた。今年は去年ほどカキの実は成っていないが、それでもそろそろ熟し始めていて、ヒヨドリやメジロが熟したカキをつついている姿を目にするようになった。
気温が高いため、ウラギンシジミがチラチラと飛んでいる姿がかなり目に付いた。アキアカネやオオアオイトトンボもまだかなりの数が健在のようだ。

長池公園で確認した鳥:アオサギ、カルガモ、コジュケイ、・キジバト、カワセミ、アオゲラ、・コゲラ、キセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、・ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、・シジュウカラ、・メジロ、ホオジロ、・アオジ、カワラヒワ、シメ、ハシブトガラス。


2003.11.15 長池公園 くもり AM9:00-PM11:30

先週に引き続き長池公園へ出かける。シジュウカラ、メジロ、エナガの混群が2番目の観察デッキの付近で水浴びをしたり餌を採っていたりしたが、太陽が顔を出していない曇り空で1/15秒のシャッタースピードではチョロチョロ忙しなく動き回る小鳥の撮影はちょっと無理だった。かろうじてたまたまじっとしていたエナガがなんとかぶれずに写っていたが、ほとんどがブレブレ。昨シーズンはヤマガラの姿がほとんど見られなかったが、今シーズンはエゴの実を採っている姿を公園内のあちらこちらで見かける。
築池の姿池側の縁でジョウビタキのオスを今シーズン初めて撮影する。紅葉した桜の葉を写し込んで秋の季節感を出してみる。まだ警戒心が強く、あまり近づけなかったが、あまり警戒心がなくなっても撮影するときの緊張感がなくなっておもしろくない。これくらいが丁度良いなどと勝手なことを思う。
ジョウビタキを撮影したすぐ脇の鉄柵にはキセキレイが止まっていた。餌を探しているときはチョコチョコ走り回るので撮影しにくいが、手すりにじっと止まっているので何枚か撮影する。これが手すりではなく木の枝ならば申し分ないのだが。
今年は築池にカワセミが居ついているようだ。先週と同一の固体と思われるメスのカワセミだ。先週と同じく比較的警戒心は薄いようなので、これからしばらく楽しませてくれそうだ。ただ、毎度のことながら、木の枝にからまった釣り糸が邪魔!!水面のとても手の届かない場所にからまった糸を取り除く手立てはないものだろうか。

長池公園で確認した鳥:カルガモ、キジバト、・カワセミ、コゲラ、・キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、・ジョウビタキ、ツグミ、・エナガ、・ヤマガラ、・シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、ハシブトガラス。


2003.11.08 長池公園、浄瑠璃緑地 はれ AM8:00-PM12:30

長池公園へ鳥の写真を撮影に出かける。最近築池で、カワセミの姿を見かけるようになったので、久しぶりに撮影してみる。下の嘴がオレンジ色をしているのでメスのカワセミだ。止まっている場所が鉄の柵なのがちょっと残念だが、わりと人馴れしているようだ。先週クロジが姿を見せた場所では、アオジがススキの穂をついばんでいる姿を撮影。築池の南側の方でビンズイの声が聞こえてきたので、行って見ると、地上に降りて餌をさがしている。10mちょっとの距離だったので撮影するが、目の後の白い点がはっきりしていない。タヒバリかなとも思ったが、もう1羽は間違いなくビンズイだったから多分ビンズイで間違いないだろう。ジョウビタキも何羽か見かけたが、まだ人馴れしておらず撮影するにはいたらず。姿は見えなかったが、ツグミの声もはっきりと確認できた。シロハラらしき声も先週あたりから聞こえているが、こちらも姿はまだ確認できていない。長池の前のエゴノキではヤマガラガ実を嘴でくわえては運んでいた。
11時頃、鳥の姿が少なくなったので、鳥用のレンズと三脚を車にしまい、105mmマクロと軽い三脚に持ち替える。林の中でリンドウが1輪だけ咲いているのを見つける。他にはツチイナゴを撮影。

家に帰る前に浄瑠璃緑地に立ち寄ってみる。リュウノウギクが1株だけ咲いていた。樫の葉の上でムラサキシジミが翅を広げているところを撮影。タチツボスミレがところどころで花を咲かせていた。

長池公園で確認した鳥:アオサギ、コジュケイ、キジバト、・カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、・ビンズイ、ヒヨドリ、・モズ、ジョウビタキ、シロハラ?、ツグミ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、・アオジ、カワラヒワ、シメ、カケス、ハシブトガラス。ガビチョウ


2003.11.03 蓮生寺公園 曇りのち雨 AM9:00-AM9:30

3連休の最終日だが、あいにくの曇り空。雨も降ってきそうなので、家のすぐ前の蓮生寺公園でも散歩しようと出かける。公園の入り口手前の階段でセンチコガネがひっくり返ってもがいているのを発見。こいつは一度ひっくり返ると自分では起き上がれないようで、ときどき疲れ果てたやつを見かける。ひっくり返っているのを起こしてやり、一応撮影しておく。サラシナショウマはどうかなーと探してみるが、今年はすでに花は終わってしまった。それでは、去年浄瑠璃緑地で見つけたリュウノウギクを撮影しに行こうと思ったところで雨が降り出したので、今日のお散歩は終了。残念でした。


2003.11.02 長池公園 はれ AM8:00-PM1:30

昨日長池公園で初記録のクロジを見つけたので、今日は撮影だーと勢い込んで長池公園に出かける。シジュウカラやカワセミ、アオジ、ジョウビタキなどの声は聞こえてくるが、昨日クロジを確認した場所にはクロジの気配はない。移動の途中で一時的に立ち寄っただけなのだろうか。天気が良すぎて出てこないのだろうか。築池には久しぶりにカワウの姿があった。コサギはことしはまだ現れていないなーと思いながら池の周りを歩いていると、道の下の死角になっているところからカモらしき鳥が飛び立った。やけに大きく目立つ白い眉斑。???オシドリ。きちんと確認する間もなく森の木に遮られて見えなくなってしまったが、旋回して戻ってきた姿を下から見上げると腹の部分が白いのが見えた。眉斑と腹の色から見てオシドリのオスに間違いない。もう一度築池に着水するかと思ったが飛び去ってしまったようだ。昨日、ビンズイを見かけた山里広場に行ってみるが、ビンズイも姿を見せず声がかすかに聞こえただけ。しかたがないので、鳥モードから虫モードに変更してヒナバッタを撮影。昨日は曇りだったのでほとんど姿を見せなかったが、今日は気温も高いのでヒナバッタがあちこちで飛び跳ねいる。ただ天気が良すぎて順光で撮影しようとすると自分の影にバッタが入ってしまうのが困りものだ。

ヒナバッタを何とか撮影して、とりあえず重たい鳥用の三脚とレンズを車に置きに戻ろうとすると、メジロが騒いでいる。上を見上げるとタカが旋回している。双眼鏡でのぞいてみるとノスリだった。双眼鏡から目をはなすと、もう一羽別のがいる。こちらはこの付近に居付いているチョウゲンボウだ。一応撮影を試みるが、かなり高い位置にあがっているので点にしか映らない。

車へ戻る途中ハラビロカマキリやツユムシの写真をデジカメで撮影。車で早めの昼食をとって、虫モードで再出発。クサキリツチイナゴを撮影するがあまりたいした収穫はなし。ウマオイも何匹か目についた。最近カメムシにややはまりかけているので、マルカメムシも一応撮影。何やら見慣れない小型のカメムシも撮影。後で図鑑で調べると、ヒメハリカメムシというのに似ている。林の中でトラツグミを見つけたのがラッキー。トラツグミも長池公園野鳥リストに未記載種だった。


2003.11.01 小山田緑地、長池公園 くもり AM8:50-PM2:30

しばらくの間冬鳥夏虫撮影日記をさぼっていたので、11月から心機一転きちんと撮影日記をつけることにしました。

さて、今日から3連休かみさんと子供は親戚と一緒に箱根に出かけるというので、朝、小田急線の唐木田の駅まで送っていき、その足で久しぶりに小山田緑地に出かけてみる。11月になると花も虫もあまり姿を見かけない。それでも日が差してくれば何か虫が活動し始めて目に入ってくるはずなのだが、今日はあいにくの曇りでまったくだめ。しかたがないので、タコノアシでも撮影しておくかということでタコノアシを何枚か撮影。タコノアシも葉が黄色く色づいて結構きれいだ。近くでは季節外れのノジスミレが花を咲かせていた。今年の秋は、本来春に咲く花が秋に花をつけているのを多く見かけるような気がする。少し前に草刈がはいったようで、道端にはほとんど撮影できるものが残っていない。何かないかなーと公園の中をうろついていると、サッカーグランドの上のつつじの植え込みの上にリュウノウギクが咲いていた。他のノギクはどれも似ていて識別が難しいが、リュウノウギクは葉の形ですぐに区別ができる。草むらを刈り残したエコパッチの縁には、これもやや季節はずれのナンバンギセルが咲いていた。エコパッチの反対側にはナンバンギセルの花殻がたくさん残っていた。今年は沢山花が出ていたようだ。ナンバンギセルを撮影していると、アオゲラの騒いでいる声が耳に入ってきた。カケスの声もしている。声のほうを見ると、小型のタカが、ハリエンジュの木に止まった。逆光で模様は良く見えないが、ツミのようだ。近寄ってみるとすぐ近くの視界の届かない枝に飛び移ってしまった。その後を6,7羽のカケスが追いかけるようについていった。しばらくそこに立っていると、またツミが姿を現した。と思うと別の方向からももう1羽。一羽はカケスよりも大きい、もう一羽はカケスよりやや小さめでメスとオスらしい。どちらも羽毛のパターンはまだ若鳥のものだ。600mmは車の中に置いたままだ。300mmはリュックの中に入っている。とりあえず証拠写真と思って300mmを三脚にセットするが、込み入った枝の間を下から結構明るい曇り空を見上げる形になるので、シャッターをきる気にならない。ツミは何度かちょっかいを出すカケスを追い払っては近くの枝に止まるが、結局1枚も撮影はできなかった。

時刻は11時過ぎ。小山田緑地での撮影は切り上げて、長池公園に行ってみる。天気はあいかわらずの曇り空で、虫はほとんど活動しない。そんな中、観察デッキの少し手前でなにかオレンジ色のチョウが目の前を横切り止まった。テングチョウかと止まったチョウをみると、テングチョウではなく前から一度実物を見たいと思っていたイカリモンガだった。よくチョウと間違えられるので有名なガだ。長池公園で見られるとは思っていなかったので、得をした気分。105mmではちょっと遠い位置だったがとりあえず証拠写真を撮影。急いでリュックから300mmを出して三脚にセットしてフォーカスをあわせてシャッターを押すが、シャッターが下りない。モードがオートフォーカスになっていたようだ。あれーと思ってモード切替ボタンを確認しているうちにイカリモンガはどこかに消えてしまって、300mmでは撮影できなかった。あー残念。
イカリモンガを撮り逃した後、公園を散歩していた家族連れが、ヤマブドウだと言っている声がした。ノブドウは公園にあるのは確認していたが、実を付けた株は見かけなかったけどなーと思って声のしたほうを見ると、ノブドウではなくて、シオデの実がなっていた。シオデの実を見るのは初めてなので、即撮影。
観察デッキでも花は大方終わってしまい、アキノウナギツカミがかろうじて残っている程度。冬鳥は10月19日にジョウビタキを初認してから、アオジ、シメ、ビンズイなどの声を聞いているが、ジョウビタキ以外はまだちゃんと姿を確認していない。観察デッキ1のところでアオジの声がして、足元でカサカサッと音がしたのでアオジが出てくるぞと思っていると、飛び出してきた小鳥は茶色ではなく薄墨色をしていた。一瞬のことだったのではっきりは確認できなかったが、クロジだ。アオジとクロジの地鳴きの聞き分けには自信があったのだが。。。長池公園でクロジは今までに観察していないので、クロジに間違いないか確認するためにしばらくじーっと待っていると、草の間に紛れもないしぶーい薄墨色のクロジのオスが姿を現した。長池公園野鳥リストに久々の追加種だ。!!明日は、600mmを担いで長池公園をうろうろしてみよう。
その他はツユムシの仲間マユミの木にキバラヘリカメムシトビナナフシなどを撮影。桑の葉の上にはやや季節外れのキボシカミキリが1匹。


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