6月の撮影日記へ


2003.05.25 都幾川(嵐山町-東松山市) はれ AM8:00-PM12:30

去年の6月にアオサナエという緑色のサナエトンボを見に都幾川に行って予定通り見ることができたが、今年はホンサナエというずん胴のサナエトンボを目的に再び訪れてみる。今回もカーナビのおかげで道に迷う心配はなくスムーズに到着するはずだったのだが、去年は出来ていなかった新しい道路が出来ていて目的地直前でやや時間のロスをしてしまう。しかし、道をふみはずしてもすぐに再探索してくれるので楽チンなのだ。8時少し前に都幾川に無事到着。

日曜日なので、河原には川遊びの車がすでに何台か入っている。月田橋から上流に向かって歩き始めると間もなく河原からトンボがスーッと飛び立ってまた近くに舞い降りる。アオサナエだ。まだ気温が上がっていないためだろうか、翅を小刻みに震わせている。シャッターを切ろうかと思っているとスーッと飛び立ってしまう。まあ、去年沢山撮影したからいいかと思い先に進む。学校橋の少し手前でアオハダトンボのオスが姿を見せる。去年も同じ場所で撮影をしたが、今年は去年より水がやや少ないようだ。

学校橋をくぐり河原を歩いていると、羽化直後のまだ白っぽい小型のサナエトンボが何匹か飛び立つ。サナエトンボのヤゴは石にへばりついて羽化するらしいので探してみると、運良くヤゴから上半身が抜け出している羽化途中の固体を見つけることができた。かなり観察のしやすい場所だったので、三脚を据えてしばらく観察をしてみる。サナエの羽化を見るのは初めてだ。脱皮し始めのトンボは翅がクシャクシャでしっぽも短く「エイリアン」といった雰囲気だ。最初は直立していた上半身を前に倒して自分の抜け殻につかまると殻からしっぽを抜き出した。その後は殻につかまって水平に止まったままで翅としっぽを少しずつ伸ばしていく。約40分ほどヤゴの脱皮に付き合い、翅が伸びたサナエが飛び立ったのは9時半だった。家に帰ってから図鑑で調べてみるとヒメサナエだということが判明した。

しかし、今日の目的はヒメサナエではなく、ずん胴のホンサナエだ。ホンサナエを求めてさらに上流に向かって歩いてみる。しかし、目当てのホンサナエは一向に姿を見せてくれない。時刻も10時を回っているので、二瀬橋を過ぎたあたりで下流側に引き返すことにする。学校橋のやや上流あたりでアオハダトンボのメスを撮影して最初にアオサナエを見かけた学校橋の下流まで戻ると、そこはもうバーベキューの人でいっぱいでアオサナエの撮影ができるような状況ではなくなっていた。仕方がないので、車に戻り昼食をとる事にする。

月田橋まで戻ると、そこにもアオサナエが姿を見せたので、昼食は後にしてアオサナエの撮影を試みるが、なかなか落ち着いて止まってくれない。そのうちにどこかに消えてしまったので、もう少し下流のほうまで歩いて見る。するとやや前方に中型のサナエトンボがスーッと降り立つのが見えた。双眼鏡でのぞいてみると緑色ではない。300mmのレンズを向けてそーっと近づいて見るとお目当てのホンサナエだ!!まずは飛び立たないうちに証拠写真を1枚。もう少し近づいてもう1枚。ピントが合わなくなるわずか手前まで近寄ってもう一枚。これで本日の目的完了。ホンサナエを撮影して車に戻って昼食にしようと歩き始めると、月田橋の下流付近ではホンサナエがあちらこちらで姿を見せてくれた。どうや最初に歩き始めた方向が間違っていたらしい。でも、現地に着いていきなりすぐに姿を見られるよりは少し苦労してから見られたほうが感激が増すというものである。とにかくお目当てのホンサナエを撮影できたのでめでたしめでたし。


2003.05.24 八王子長池公園 はれ AM8:30-PM12:30

そろそろヤマサナエが姿を見せる頃だと思い、長池公園に出かける。思ったとおり築池-長池の通路の斜面にヤマサナエが降りてきたが、撮影しようとカメラを向けたとたんに飛び立たれてしまった。コサナエはまだ元気に姿を見せている。長池の手前に植栽されているガマズミの花には、クロハナムグリがたくさん集まっていた。青緑色をしたカミキリムシもいたので撮影。後で調べてみるとフタコブルリハナカミキリというやつらしい。ゴマダラチョウも姿を見せたが、残念ながら撮影はできなかった。


2003.05.18 八王子市別所〜堀之内、長池公園 くもり AM7:00-PM12:00

夏鳥調査2回目ということで、先週に続いて京王堀之内駅付近から堀之内あたりを歩いてみる。

京王堀之内駅付近(主に九兵衛坂公園)
カルガモ、コジュケイ、コチドリ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ドバト

堀之内
アオサギ、カルガモ、キジ、コジュケイ、コチドリ、キジバト、アオゲラ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシブトガラス、ドバト、ガビチョウ

を確認した。

先週つぼみだったタツナミソウは花が咲いていた。帰りに長池公園に足を伸ばしてオカタツナミを撮影する。


2003.05.11 八王子市別所〜堀之内 くもり後はれ AM7:10-PM12:00

夏鳥調査ということで、京王堀之内駅付近から堀之内あたりを歩いてみる。

京王堀之内駅付近(主に九兵衛坂公園)
カルガモ、キジ、コジュケイ、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

堀之内
カルガモ、キジ、コジュケイ、コチドリ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

を確認した。九兵衛坂公園ではオカタツナミの花が咲き始めていた。イチヤクソウが通路の脇にはえているのを見つけた。堀之内の愛宕神社近くでウマノアシガタを撮影。タツナミソウはまだ咲いていなかった。帰りに大栗川でユウゲショウヘラオオバコマメグンバイナズナなどの帰化植物の写真を撮影。


2003.05.10 長池公園 はれ AM8:30-PM12:00

連休中は奥さんの実家に行っていたので、長池公園は1週間以上間があいてしまった。朝のうちはコサナエは全く姿を見せなかったが、10時過ぎになると長池の縁に降りてくるようになり、3〜4匹はいたようだ。交尾をしているところも見られた。クロスジギンヤンマは池をパトロールしている。シオカラトンボやショウジョヨウトンボもだいぶ姿を見せるようになっている。ネキトンボも今年初めて姿を確認できた。カワトンボもちらっと姿を見せた。

チョウのほうは、コチャバネセセリがかなり沢山出ている。ダイミョウセセリコミスジもだいぶ多くなってきている。コジャノメも出てきた。


2003.05.05 藤枝市 市民の森 はれ AM9:00-AM11:30

クロスジギンヤンマホソミオツネントンボ、ホシミイトトンボ

イヌザクラ


2003.05.03 岡部町 廻り沢、藤枝市 青池 はれ AM9:00-PM3:00

一昨年、岡部町の廻り沢で初めてムカシトンボを見かけてから今年で3回目。今年こそムカシトンボを撮影しようと出かけて見る。沢沿いの細い道を登り、車を止めるために切り返しをしている最中にムカシトンボがスーッと目の前を横切る。幸先の良いスタートかなと思いつつ準備をして道を登ってみると、去年と同じ場所で道に沿ってムカシトンボが行ったり来たりしているところに出会う。しかし、去年と同様に止まりそうで止まってくれず、撮影はできない。しかたがないので、カワトンボミヤマカワトンボを撮影してから再度探索するが、今度はなかなか姿を現してくれない。そろそろ昼時なので引き上げようと思っていたときにようやく姿を現したので、しばらく飛んでいる姿を目で追ってみる。今度もまた止まってくれそうにないと思っていると、沢の反対側の竹の枝に止まったようだ。双眼鏡で探してみると確かに竹の枝にぶら下がっているのが見える。300mmのレンズでもぽつんとしか写らないが、証拠写真を撮影しておく。しばらく止まったままでいそうな様子なので、車に積んである鳥用の600mmに2倍のテレコンを使って撮影することを思いつく。車を止めてある場所まで往復10分以上かかったが、ムカシトンボは同じ場所に止まっていた。1200mmで1/60秒のシャッタースピードではぶれてしまうが、5〜6枚撮影しておく。一応これで予定通り本日の目的完了。午後は青池でムスジイトトンボを撮影。


2003.05.02 磐田市 桶ヶ谷沼、鶴ヶ池 くもり後はれ AM9:00-PM3:00

昨日の夜から藤枝にある奥さんの実家にお泊まりなので、お約束の桶ヶ谷沼に出かけることにする。薄曇りで思っていたほど天気は良くない。池の上の草原でベッコウトンボを探してみるが、2〜3匹くらいしか出てこない。よく晴れていないためなのか去年はよく見られたトラフトンボの飛ぶ姿もない。それでも去年、一昨年とトラフトンボを撮影したポイント付近を3周くらい回るとトラフトンボらしいトンボが飛び立つ。今年も運良くその中の1匹がすぐ近くに降りて止まったので撮影することができた。まだ眼の色が茶色い未成熟のオスの固体だった。トラフトンボの撮影も3回目になると、目玉がきれいな緑色になった固体を撮影したかったのにと贅沢なことを思うようになってくる。アオヤンマも1匹だけ止まるところを見つけたが、今回は撮影できなかった。斜面の木の梢ではオオルリがさえずっていた。

去年サラサヤンマを初めて撮影した鶴ヶ池で今年もサラサヤンマをと思って行ってみたが、サラサヤンマには振られる。タヌキモ?の黄色い花が咲いていたので撮影。フラフラ飛んでいて普段は止まりそうでなかなか止まらないので撮影が意外と難しいツマキチョウが羽をすぼめて止まっていたのでこれも撮影。鶴ヶ池のベッコウトンボの数は去年と比べると少ないようだった。


2003.05.01 長池公園 はれ AM8:30-AM10:30

今日から5月5日まで5連休。日は出ているが、風が強く気温も低いので一昨日出始めたコサナエも期待薄かなーと思いつつも長池公園にでかけてみる。長池-築池通路に入って歩き始めると風は思いのほかおさまっている。気温もだいぶ上がってきてトンボが出てきそうな予感を感じながら歩いていくと、左手の斜面からトンボが飛び立った。一瞬のことだったので種類までは確認できなかった。さらに進んで行くと、2番目の観察デッキ付近でまたもやトンボが飛び立つ。今度は心構えができていたので飛び立った先を確認することができた。コナラの葉の上に止まったところを双眼鏡でのぞくとサナエの仲間に間違い無い。しかし、高すぎて写真はちょっと無理だなと思っていると、目の前をサーッとトンボが横切る。斜面に降りたところをそーっと近寄って確認するとコサナエだ。証拠写真を何枚か撮影しておく。そこからもう少し長池寄りに進むと、斜面からは1歩足を進めるたびにコサナエが飛び立ってはすぐに草の上に止まってくれる。いずれも羽化してあまり日数の経過していない若い固体で鮮やかな黄色がきれいだ。時刻は9時、昨日の雨や、朝方の気温が低かったこと、ちょうど発生した時期と重なったことなどいくつもの条件がそろったためにコサナエの乱舞に出会えたのだろう。

幸運なことは重なるもので、コサナエはもう十分撮影したので早めに切り上げて帰ろうと築池方向に引き返す途中、コサナエとは明らかに違う全体がやや黄色味を帯びたとんぼがわりとゆっくり地表近くを飛んでいるのを目撃する。はじめは羽化したてのショウジョウトンボかシオヤトンボ?と思ったが道の脇のロープに止まったところを見ると、羽に黒い斑点があるように見える。まさかヨツボシトンボ?!!!300mmの望遠レンズで覗いてみると間違いなくヨツボシトンボだ!コサナエの乱舞も嬉しかったが、ヨツボシトンボは長池公園ではもちろん初記録で久しぶり舞い上がるほどの興奮を感じた。長池公園近辺でのヨツボシトンボの記録は、1995年に都立大学で写真撮影されたものがあるのは知っていたが、長池公園で観察できるとは全く予想していなかっただけに去年のマイコアカネの時以上の驚きだ。帰り際にキンランを撮影。午後は蓮生寺公園でコンロンソウチゴユリを撮影。コンロンソウは5〜6株かたまって咲いていた。


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